お昼ごはんは、 『水野旅館』へ。
食事のプランがおいしそうで評判もよく、部屋からの景色がよさそうだったことなどでここに決め、11時半〜15時まで滞在できる日帰り昼食プランを利用しました。

昼食はイカの活き造りが入った会席ですが、それとメインがもう1つ含まれたプランが8種類あります。きーまま様にお好きなものを選んでいただくのがいいなと思い、会席の種類は選んでいただきました。

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水野旅館の門は、400年前に名護屋城(豊臣秀吉の朝鮮出兵に際して、出兵拠点として佐賀県唐津市に築かせた城で、秀吉の死後廃城になり、建物は唐津城に移築されたと伝えられているそうです)から移し築いた武家屋敷門だそうです。当時、材料を各地から寄せ集めて造ったため、屋根瓦のふちの模様がそれぞれ違うということでした。(写真ではわかりにくいですね)

門をくぐり、入口に向かうと金色の屏風ときれいに生けられた山葡萄が目に入ってきました。沓脱石のところで靴を脱ぎ、上がります。
建物は紙問屋の別荘だったそうで、案内された部屋やその部屋まで向かう間にも、落ち着きがあって当時の風情が感じられるようでした。

案内された部屋には檜のお風呂や、茶室もありました。また入口も広く、そこにも沓脱石がありました。ふすまを開けるとすぐ目の前がきれいな砂浜という、いい景色が広がりましたが、食事のメニューはお伝えしていたものの喜んでもらえたらいいなと思ってこの場所はきーまま様にお伝えしていませんでした。目の前に広がるこの景色を喜んでいただけたので、よかったです。


きーまま様に選んでいただいたプランは“鮑ステーキ会席日帰りプラン”。

きーまま様は唐津の日本酒を冷酒で、私は芋焼酎の水割りを注文して食事が運ばれてくるのを待ちました。

最初に運ばれてきたのは胡麻豆腐。もちもちしていて、おいしかったです。…が、芋焼酎が入ったカップが大きい!きーまま様には「kazuちゃんにピッタリ!」と言われました(笑)
きーまま様が注文された冷酒、私も少しいただきましたが辛口でおいしかったです。

器は唐津焼や有田焼の器を使っているということで、器も楽しめました。焼酎のカップも手にピッタリとはまるという感じでしたし、いい器でした。
次に運ばれてきたのはイカの活き造り。
イカといえば、唐津のお隣の呼子(よぶこ)が有名です。私も呼子に行ってイカを食べたことがありましたが、唐津でも食べられるとは知りませんでした。歯ごたえもよく甘みもあっておいしかったです。お店によって違うと思いますが、私が呼子で食べたイカよりもおいしかった!ゲソとミミのところは天ぷらや塩焼きなどから選んで調理してくれます。私たちは天ぷらをお願いしました。

そして鮑のステーキ。
やわらかくて、ソースもおいしくて絶品でした。2人で「贅沢〜」とか「たまには贅沢もいいよね」などと話しながら堪能しました。


茶碗蒸しにはクワイや銀杏などが入っていて、とてもおいしかったです。きーまま様いわく「オーソドックスな茶碗蒸し」。私も食べてみてそう思いましたし、ウニがまたおいしくて、茶碗蒸しの味ともよく合いました。
そしてイカゲソの天ぷら。食感もよくておいしかったです。茶碗蒸しは唐津焼、天ぷらと天つゆが入っているのは有田焼の器です。見比べると、それぞれの特徴がよくわかりますね。

このあとにごはんとお味噌汁と香の物、最後にブドウでした。このブドウもどれも甘くておいしかったです。この器も花びらのようでかわいい器でした。

お料理を運んで下さるスタッフの方とのお話も楽しく、きーまま様ともいろいろ話しながら昼食を楽しみました。
静かなところで食事をし、食事後はイスに座って外を見たり…ゆっくり過ごすことができました。

帰り際に入口のところに生けられていたこの山ぶどうの写真を撮っていると、スタッフの方が「お写真を撮りましょうか」とおっしゃって下さったので、両脇に2人で立ち写真を撮っていただきました。